学会で、Oliver Kramer氏(ロストック音楽演劇大学教授・ドイツ・ベルリン州)の講演があった。
その中で、大変興味深い話がいくつかあった。
ドイツの音楽教育の基本は、
「音楽は人生である」
ということだそうだ。
そのために、
・文化的アイデンティティを育てる
・学校では様々な体験をすべきである
ということを重視しているそうだ。
これは、新学習指導要領のスタンスとよく似ていると思う。
また、実際の学校教育現場では、
・生徒が能動的に学ぶ
・自己責任をもたせる 積極的コミュニケーションを取らせる
・繰り返し思考し、対話する
ことを目指しているそうだ。
これも、よく似ていると思う。
そのための実践発表もあったが、特に身体表現を重視するあたりで実践学会の発表と重なる部分が多かった。
ベルリンでは音楽を演奏したり創作したりすることと同じように、音楽を形成する行為として「音楽を他の表現方法に移しかえる」ことを目指しているそうだ。
芥川の小説ではないが、「つくりかへる力」は日本独特の力だとも思う。これを生かせないものか。
また、「AさせたければBと言え」という名言があるが、「AさせたければBさせよ」という授業が必要かもしれない。
生徒が夢中になって取り組みBという活動をしている中で知らず知らずのうちに、Aという知覚・感受する力が身についていたり、経験・分析・思考するプロセスを経験していたり…。
それが、身体表現であったり、図形楽譜であったり、ベルリンでの「彫像を作る」という実践であったりするのだろう。
そう考えると、自分の研究授業は直接的すぎた…そこからのひとひねりが…でもそれが難しいんだけど。
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