2009年10月5日月曜日

分析批評の学習過程と自然科学研究と声楽学習過程と鑑賞の授業のあり方

井関義久氏の「分析批評の学習過程」は、

1.読解 → 2.主題の仮説 → 3.分析 → 4.批評

となる。これは自然科学研究における「観察→仮説→実験→学説」というプロセスと似ている。

私の最初の声楽の師匠、山形忠顯氏は、声楽学習の過程として、

1.作品の受容感得 → 2.分析・理解 → 3.必要な表現技術を選択・習熟・感情移入 → 4.表現法を総合し、昇華する

と述べている。

似ているなぁ、と思うの私だけだろうか。

鑑賞の授業においては、「仮説」というのはなかなか難しい。

なので、

1.作品の受容(自分なりに聴く) → 2.分析・理解(音楽を形づくっている要素を知覚・感受する) → 3.総合し、批評する

という流れになるのではないか。
実は、「1.作品の受容」の面が、授業を構想する者としての考察が足りないのではないか、と感じるようになった。
作品と出会い、作品を自分にくぐらせ情報化し、と同時に自分の音楽情報のプールも意識化する。
分析・理解はその後で、そしてもう1回聴いた時に、聴き方がかわり、より深い批評ができるようになる…。
そんな授業ができるようになるといいのかなぁ。

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