論文は当初から3章構成の予定で、12月中旬までそのつもりだった。
第1章が、理論研究で、「主体的な鑑賞の能力」とは何かを文献調査から探る。
第2章が、事例研究で、「批評力を高める授業の手立て」とは何かを探る。
第3章で、実践検証研究として、「対話型音楽鑑賞授業」の授業モデルを、実際の授業を通して提案。
これで終わる予定だった。
ところが、『教育音楽 中・高版』最新号を読んで気が変わった。
特集は、「運命・第九」。そこに、地元の著名な実践家である先生が原稿を書いていた。
その先生は、「運命・第九」で5パターンの授業案を紹介。鑑賞だけでなく、表現領域や伝統音楽、道徳的内容も取り入れている。これを読んで、「あっ!」と思った。
「鑑賞の授業だけ提案しても…?」
例えば、「表現と鑑賞の一体化」や「伝統音楽とのかかわり」などを含めた「題材」を作れるようにならなきゃ、今後は厳しいのではないか、ということに気付かされたのである。
そこで、あわてて第4章を付け足した。
幸い、アイディアが浮かんだもので…。
つまり、
・表現領域と鑑賞領域の学習プロセスが共通している面があることに着目し、
・「対話型音楽鑑賞授業モデル」を活用して題材を作るモデルを作成し、
・以前自分が取り組んだ実践研究(鑑賞と創作と音環境への理解を合わせた題材づくり)を、修正・改善して具体的な題材を提案する
という内容を、短期間で書いた。これが苦しかった。もちろん、内容は拙いのだが…。
教育音楽に原稿を書いたU先生、ありがとうございました。先生からこれからもずっと学んでいきたいです。
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