2010年2月23日火曜日

論文発表会終了

なんとか無事終わりましたが、すごい脱力感です…。

質問では、「鑑賞指導の第一段階では音楽的刺激が必要、ということだが、音楽以外の面を考えなくていいのか」というのには、動揺した。まったく予想していなかったので…今回は「音楽」にこだわった結果、ということにしたが…実際の授業では、音楽以外の刺激が感性を働かせる可能性も考える必要はあるだろう。

また、言語力育成に偏りすぎないか、という危惧の質問も出たが、これは論文にも書いたとおり、思考の活性化に実際の体験や経験は必要で、特に<対話型音楽鑑賞授業モデル>の中の<吟味型>授業でそれを取り入れる必要があることを説明(釈明?)した。

感想の中では、「授業前アンケート」から「授業での批評文」、「授業での批評文」から「授業後アンケート」それぞれの変化にもっと注意を向けて音楽の構造面の知覚・感受を見てとる必要があるのではないかという意見があり、大変参考になった。まだ上っ面の分析しかできていないことが恥ずかしくなった。きちんと生徒の「解釈内容」を「解釈」できるようにしなければならない。

初めて、発表の声を録音した(レッスンマスターで)。
「かんしょうののうりょく」の「の」が1回しか言えていない…。他にも予想以上に滑舌が悪かった(笑) 歌や合唱をやっている人間にしてはお粗末でした…。
これもまたいい勉強になりました。

あとは廉価版の論文を今週中に印刷したらゴールです。

2010年2月20日土曜日

鑑賞における5つの要素

最近、考えていること。

合唱を中心に、でも音楽全般に言えることであるが、聴き手は何を鑑賞するのか(何に感動するのか)。次の5つの要素にあるのではないか。

○様式美
○技巧
○(音)空間
○メッセージ性
○エンタテイメント

それぞれの詳細についてはいずれ書きたい(そのうち変わるかもしれないし)。

美術展を見て、美術作品にも同様なことが言えるのではないかと感じた。
そして、美術ではそこに「キャラクター性」も加わってくるかな、ひょっとしたら音楽でもそれは言えるかもしれないな、と感じた。

というわけで、鑑賞を考える時、この5つの要素を最近意識している。
それと「主題(テーマ)への迫り方」をどうリンクしていくか…。

2010年2月19日金曜日

作品の主題に迫るために

先日、美術展を見て思った。

美術ではテーマを、対象に求めたり、素材に求めたり、技法に求めたりしているのではないか。
そしてそのテーマと共感できると楽しいのではないか。

(僕は中学時代、美術の成績で「1」を取ったことがあるほど門外漢であるので、的外れかもしれないが)

そういった、テーマの探し方や発展のさせ方を授業で教えることは可能だろう。

国語の分析批評の授業なども、主題へのせまり方を学ぶ手立てであり、授業で教えることは可能だ。

では、音楽では…?

テーマに迫る授業を自分はしているか?
周囲でテーマに迫る授業をしている人はいるか?
テーマに迫るような授業は音楽で可能なのか?

どうも自分は、鑑賞においてかなり小手先なことをいじくりまわしているような気がしてきた。
そう考えると、今までの研究って…凹むなぁ…。

2010年2月18日木曜日

上音研 50周年

記念冊子を読む。
緒先輩方の功績や努力に目がくらむ…。
でも。負け惜しみかもしれないが。
「鑑賞」に関する記述が少なすぎやしないだろうか?
「表現」指導に対するハイレベルな希求を伝統とし、今後はぜひ鑑賞に対しても意識を高めてほしいものである。
例えば。
「小山賞」ではこれまで鑑賞教育上の功績が理由になっている人はいない。
これは寂しいことだ。
ダイナミックな鑑賞教育研究活動を展開して歴史を変えてみたい、なんて思ったけど、現実はそう甘くないだろうしね…。
誰かやってくれないかな(笑)

2010年2月17日水曜日

新聞の音楽記事における批評文

以前、「日本語誤用辞典」みたいな本があって、楽しく読んだことがある。
新聞や雑誌、テレビニュースなど、具体的事例(つまり実際にあった間違った使い方)から解説するというもの。

さて。
実は、新年からちょくちょく新聞をチェックしているのだが。
おかしな表現をしている音楽批評の揚げ足を取ってやろうとしているのだが。
(もちろん、参考になる批評文も探しているのだが)
今のところ揚げ足が取れるのは1件しかない。
(参考になるのはもっとない)
どの新聞も(地元タブロイド紙でさえ)、音楽記事にについてあえて音楽そのものをリポートしないようにするという不問率があるのではないか、というほど、批評文がない。
イベントの報告、としてのものばかりだ。

口頭試問でも、地元新聞の音楽批評文の質について話題が上がり、ある先生から、「せめて塩味だったとか何味だったか、見たいなことを書いてほしいよねぇ」なんてセリフが出た時はおっしゃるとおり!と思ったのだが…。

何味の演奏だったか不明な音楽記事ばかり。
味の表現の仕方を勉強する以前の状態、という感じ。
ちょっと、残念。

2010年2月16日火曜日

プレ論文発表会

試行錯誤しつつ、パワポは不完全なまま…。

主なご指導は2点。

・「音楽は個別的なもの」という基本が弱いのではないか

「対話型」を強調するあまり、その部分を大事にしてないのではないか、という。
たしかに、「対話型」にするからこそ、「個別」がより意識される、という主張が必要だ。

・構造面と情緒面の違い

いつも言われてしまう…生徒の実際の批評文から、「(音楽を形づくっている要素の)何を知覚・感受させたかったのか?」という問いに答えきれない論文と資料になってしまっている。

これらはもう論文としては修正が利かないので、論文の中身のどこかを無理矢理根拠にして(こじつけて)これらのことに答えようとしなくてはならない。

・モデル図などが見づらい

これがウリなのだが…。
もう1人のゼミ仲間が、実に丁寧に論文を順に追って説明していた。
資料の出来が良いのもあって、とても説得力があった。
あんまりそういうの、得意ではないのだけれど、こういう風にもトライしておいて、可能性を広げつつ準備していく必要があるかも。
そう考えると時間がない?

今週は、もう1度論文モードになりつつがんばりたいと思います。

2010年2月15日月曜日

授業とは

授業とは、

何かを用意し、
何かをかくし、
何かを問い、
何かを考えさせ、
何かを認識する
コミュニケーションである。

(宇佐美寛)

僕は「かくす」という考え方がまったく欠けていたと思う。
(「かくす」から「問える」わけで、発問がしゃきっとしないのもこの辺が理由だろう)
そして、「コミュニケーション」という考え方も欠けていたと思う。

この言葉は、論文を書いた後に知ったので(勉強不足!)、自分が考案した「対話型音楽鑑賞授業モデル」と照らし合わせてみると…「コミュニケーション」など、偶然一致している面もあったが、やはり、「かくす」こと、そしてそこから「問う」ことの面が明らかに弱い。

授業をしっかり支えることのできるモデルになるよう、今後も検討を加えていきたい。

2010年2月9日火曜日

論文を振り返る 2

2月7日(日)に修了演奏会があり、柄にもなくこの1~2週間は声楽の方に没頭。

昨日、久しぶりに論文を読み直す。
…まだまだあるよ間違いや気に入らないとこが…。

もういい!

というわけで未来を見よう。この拙い論文の上に、何を積み重ねていくかの方が重要だ。
(この論文がゴールだったら哀しい結果が残るだけになるような気がするので)

では、大学院にいる間に(現場に出たらできないような)できることは何か。

・具体的な実践プランをつくる
<対話型音楽鑑賞授業モデル>を用いた実践は、現場の実情を考えれば(もちろん、学校によって実態は違うが)、1学期に1つ、3年で8つ程度できれば、御の字だろう。(3年の3学期にはやる余裕がないだろう)
まずは、初級編として、8つの教材で3学年分のプランを作ってみる必要があるだろう。
次に応用編として、8つの「題材」で3学年分のプランを作れるようになりたいが、これは現場に出て初級編をいじくりまわしながら考えていくことになるだろうから、数年後にできるかなぁ。
3~5年後には、論文を現場にどう生かしたか、というような報告ができるようになるといいなぁ。

・音楽鑑賞の授業技術を集め、整理し、使えるようになる
「音楽鑑賞」という行為と、「授業」の行為は、実は相性が悪いのではないか、などと考えているのであるが、音楽教師なので、この現実から逃れるわけにはいかない。
合唱指導技術は、これまでもいろいろ集め、整理し、普段から使うようにしている(もちろん不備だらけだが)ので、音楽鑑賞の授業技術もそれに倣っていかなくてはと思う。

・パフォーマンス課題の可能性を広げる
上記2つにかかわることだが、このパフォーマンス課題のヴァリエーションを豊富にするという視点をもっていく必要性を感じている。こういうのには柔軟な発想が必要で、上記2つをまとめる以外で取材していく意識をもたなくてはならない。

・ノート作りの可能性を探る
上記3つを見ていけば、では日頃の授業での「必要なノート」も見えてくるだろう。これができた時、僕の新しい授業のスタイルも見えてくるだろう。

この辺を基本軸に、今後取り組んでいきたい。
うまくいったらこの場で報告していきます。

2010年2月3日水曜日

次は

2月22日にある論文発表会。

計画発表や中間発表は、10分や15分が長く感じたものだが(中身がないので)、今回はいかに15分以内にまとめるか…。無駄に中身が増えたので(?)、難しい。

メインは<対話型音楽鑑賞授業モデル>を示すことだが…このプレゼンを効果的にするのがまた意外と難しい。

また、口頭試問で、「過程を丁寧に考えている割には結論が単純すぎる」というようなことを指摘された。つまりそれは、「結論を伝えようとする時誤解が生じやすいのではないか」という懸念らしい。

そう、いいたいことは単純なのだ。5分で済む。
しかし、誤解を生まないように説明したい。これは15分で済まない。

レジュメとパワーポイントの兼ね合いも…(はたしてそれだけでいいのか?)

今週は論文を読み直しつつ、構想を練っていく。

2010年2月2日火曜日

今年の抱負

年末年始は論文に追われていたこともあって、新年の抱負なぞ考えて表明する余裕などなく…。

4月からどこの学校に行くかわからない状態では、正直目標も立てづらく…。

目標の詳細はあらためて4月1日に立てることにして、現在の想いを。

柱は3つ。

・指導技術を身に付けることにこだわる
・実践し、発信することにこだわる
・人脈づくりにこだわる

実は、これは「合唱指揮者修業」と同じ柱。
現時点での自分なりの哲学(というほど大げさなものではないが)の表現手段だと考えている。

この柱を基に、具体的目標を4月1日に立てようと思う。