2011年8月10日水曜日

音楽鑑賞の授業が対話型になっていますか? 7

対話型授業のイメージ②対話をヒントに音楽の諸要素や曲想を感じ取る ~2年生 楽曲の構造を知ろう~

・どこが対話型か?

中学2年生くらいになると、自分の考えを全体に発表する恥ずかしさや、全体の前で間違うことを気にして授業の中で他者対話的な活動がなかなかうまくいかないことも多くなります。それでいて、他人の意見や考え方を知りたくて気になったりします。そこで、どのように聴こえたか、どんなことを感じ取ったかを書く場を設けます。これは自分の中で聴いた楽曲をどう捉えたかを自分で意識する自己内対話です。そして、生徒が書いた内容を、匿名でプリントに載せ、配布すると、生徒たちはけっこう夢中になって読んでいます。ここで、意見の交流が行われていることになり、もう1回聴いて確認したい、という気持ちが強くなるようです。(理想は面と向かって対話しながら意見交流することなのですが…)

・実践

《フーガ ト短調》(バッハ作曲)を鑑賞した時のことです。主題を確認し、それが何回現れるか聴き取ったり、実際に演奏しているヴィデオを視聴したりするなど、さりげなく(?)繰り返し聴いた上で感想を書いてもらいました。
次の時間、生徒たちの感想をまとめたプリントを配布しました。生徒が書いてくれた楽曲の特徴や、そこから感じ取れたことについて、プリントを読みながら紹介しているうちに、「先生、もう1回聴こう」とあちこちから声が上がりました。自分が気付かなかった、仲間が指摘してくれたことを早く確認してみたくなったのでしょう。その後鑑賞した時の生徒の集中力はとても高いものになっていました。

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