2011年8月10日水曜日

音楽鑑賞の授業が対話型になっていますか? 8

対話型授業のイメージ③対話をヒントに自他の批評を見つめる~3年生 能体験をしよう~

・どこかが対話型か?

批評文を書く、という行為は、自分なりの聴き方を意識して書くということですから、一種の自己内対話です。この批評文を、生徒同士で交換して読みあう場を設定してみました。これは他者対話です。その場での感想や意見の交流から、改めて自分の批評を見直す。あるいは、仲間がどのような批評眼をもっているか認識する。このような活動を組み込むことで、より批評する力が向上し、その結果鑑賞の能力が向上していくと考えます。

・実践の概要

ゲストティーチャーを招いて、能の体験学習をした後、《船弁慶》のダイジェスト版をヴィデオで鑑賞しました。その後、「能を紹介する文章」を書いてもらいました。
書いた後で、グループごとに紹介文を回し読みしました。楽しそうに読み合っていたのが印象的でした。読み合った後で自分の紹介文に補足したいことを書いたりしている人もいて、学習の深まりもありました。回し読みをした後の感想には、「同じものを見ても皆感じることや考えることが違って、とても面白かったです」「みんながそれぞれに表現が違っていて面白かった」「焦点が一人一人違って自分が書いた紹介文とは違った見方ができた」「人それぞれ感じ方が違ってどれも能について分かりやすくさらに見てみたいなと思えるような紹介文だったと思います」などとあり、自他の批評を見つめることを通して、今後の鑑賞に生きる活動になったのではないかと思います。

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